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SHIZUOKA

〈WANTED〉若手職人集団・するがクリエイティブ展

次代に向けて駿河のものづくりを伝えていく、静岡の若手職人グループ〈するがクリエイティブ〉が、4月6日(金)より3週間にわたりグループ展を開催しているので見学にいってきました。

以前インタビューさせて頂いた百瀬さんが代表を務めています。

会場は七間町にある〈CCC – 静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター〉の1階。

晴れた日には気持ちの良い光が差し込み、当日は午前中ということもありゆっくりと拝見することができました。

七間町通りから臨むガラス張りの会場

職人さんたちの仕事場を垣間見るような展示

今回のグループ展のコンセプト・見どころはズバリ「職人の部屋」。

普段はまず見ることができないであろう、職人たちの大切な相棒である道具の実物や、その道具にまつわるエピソードや思いが展示パネルにしたためられています。

職人の仕事道具は、その多くがご自身による手作りであることが特徴です。さらに必要であれば、その道具を作るための道具をつくったりと、世の中に用意された道具の概念に縛られることはありません。

大切なのは自分の身体性や特徴にあわせて、しっかりと馴染み、自分の満足できる仕上がりを追求する際に用をなすこと。

ものづくりに対する思いや、職人になった経緯なども書かれています

木工のまち静岡では定番の鉋。道具の調整を通して精神統一をすることが大切な時間

また素晴らしいのは、この展示コンセプトに込められた思いです。

それは、アウトプットである作品そのものだけではなく、静岡の伝統工芸に携わる職人をもっともっと知ってもらいたいという純粋な気持ち。

作業途中の半製品や原材料、今までの仕事量が感じ取れる経年変化した味のある道具たち。

中にはどのように使用されるのかわからない道具もあったりするので、運良く職人さんが在廊していれば色々と質問してみるのがお勧めです。

道具の使い方のポイントや思いは直接聞くのが一番面白ですからね。

木材を円形に固定するためのオリジナルの道具。形状がかっこいい

化学染料が発明される以前の紫色が貴重だったこと。アカニシ貝が持つ紫に魅せられて

お茶染めの原料と道具たち。刀のような道具は何に使われるのだろう?

さらに期間中は展示だけではなく、4月20日(金)はトークショーと交流会、4月22日(日)はワークショップが開催されるなど充実の内容となっています。

残念ながら、少人数制のワークショップはすでに定員に達してしまったようです。

静岡のこれからの工芸と職人を表現する3週間、ぜひ会場に足を運び、静岡のものづくりに触れてみてはいかがでしょうか?

information
〈WANTED〉若手職人集団・するがクリエイティブ展
会期 2018年4月6日(金) – 4月22日(日)
時間 10:00 – 21:00
場所 静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター
料金 入場無料
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